患者さんとドクターが対等な関係を築く
病医院で受診される方は、どのように呼ばれているのでしょう。
最近は「患者様」から「患者さん」へと以前の呼称に戻ったようです。
その理由は「様」付けが横柄な態度を生んでしまったからとか。
しかし、医療もビジネスの側面があります。
サービス業として考えれば、患者さんはお客様でもある。
だから、来院した方を大切にするのは当然で、医療施設としてのもてなし方を工夫したいものです。
インテリアデザインには、「質」を感じさせる役割があります。
治療方針や施術の質であり、もてなしの質でもあるわけです。
患者さんにどんな印象を与えるかを考えた空間には、きっと患者さんに満足してもらえる「質」が感じられるはず。
医療者も患者さんも、治療に関して気兼ねなく話ができる環境、ときには世間話で心和む時間があってもよいと思います。
想いを届ける側と受け取る側、医療者と患者さんは、空間においては対等な関係であってほしいものです。