空間づくりにおいて、細部はとても重要です。
しかし最初から細部にこだわっていては、近視眼的な発想しか生まれません。
まずコンセプトを大きくラフにとらえ、骨格を大胆に掴み取る。
それから余計なものは削ぎ落し、必要なものだけを丹念につくり込む。
細部を丁寧に積み重ねた空間は、素直で、包容力があります。
それは、人に心地いい、ものが自然に見える空間。
私たちは常にそこに照準を合わせています。

日本橋にある西洋料理 島の化粧室の扉。
手をかけるところを示したサインをシンプルにデザインした、美しい扉。