波多野歯科医院
駐車場スペースをリノベーションしたため、天井が低く圧迫感があったが、 ルーバーに間接照明を設置した天井をデザインしたことで、空間に広がりが出た。
あたたかく優しい印象となるように、間仕切りに床と同じパイン材を使用した。
なじみやすい雰囲気が、受診者たちの「また来たい」気持ちを誘う。
波多野歯科医院では、リピーターの増加に伴い、治療後のメンテナンスを受ける人が増えていました。
メンテナンスに診療室を使うと、その間はほかの受診者を診ることができません。
そこで、ドクターが効率よく診療を行うことができるように、駐車場だった1 階部分を改装して、メンテナンス専用のフロアをつくることになりました。
設計にあたり、通常の歯科医院のようなプランにならないよう心がけました。また、メンテナンスの大切さについて、受診者にも衛生士にも高い意識をもってもらいたいと考え、衛生士が個々に責任をもって仕事ができるように、衛生士ごとに個室をつくるプランを提案しました。この結果、衛生士は仕事に張合いやプライドをもち、仲間と切磋琢磨しながら、時間を決めて回転よく仕事できる環境が実現しました。
- 業種
- 歯科医院
- 所在地
- 埼玉県さいたま市
- 施工
- 青戸工務店
- 撮影
- 白鳥美雄(1,2,3)