わたなべデンタルクリニック

体に優しい治療、口内全体の将来性も考えて予防を含めた丁寧な治療の提供・・・
ドクターの患者さんに対する「思いやり」をどのように伝えるかが命題となった空間です。
今回は、建物とインテリアを同時にデザインできたことが大きなポイントになりました。
まず、空間全体が目指したのは、ナチュラルなテイストによる柔らかな印象づくり、
非日常空間に身を置く患者さんの緊張をほぐす「思いやり」の表現です。
待合エリアの間接照明とカラーは安らぎと信頼感を与え、
バリアフリー空間の先にある診療エリアを閉塞感のない透け感のあるスクリーンで隔て、
木と自然光に囲まれた開放感の中で、リラックスしながら治療が受けられる場づくりを目指しました。
それぞれの空間に異なる役割と効果を求めたのは、患者さんの心理的な動きが前提にあります。
オリジナル制作の照明器具や家具なども、同様の考えからアクセントとして配しました。
これからの魅力的な空間づくりの源泉は、何より患者さんのへの歯科医の想いにほかならない、と感じています。